2013年10月20日
2013年10月14日
不動明王



不動明王の生土が完全に乾燥した状態です。
穏やかで慈しみ溢れるお釈迦様も、心の中は護法の決意を秘めた鬼の覚悟であったということを表しています。
煩悩を抱える最も救い難い衆生をも力ずくで救うために、忿怒の姿をしています。
右手に降魔の三鈷剣(さんこけん、魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切る)、
左手に羂索(けんじゃく。悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すための投げ縄のようなもの)を握りしめています。
右眼を見開き左眼は細めています。
剣は竜(倶利伽羅竜)が巻き付いている場合もあるということで、裏面に竜を彫ってみました。