2009年09月13日
深い眠り

深ーくて静かな宇宙 音の無い異空間
疲れたあなたは 膝をだき 顔をうずめて 静かに呼吸をする
あなたのお気に入りの音楽の心地よい波
とめどなく 流れ出る涙
深ーい 深ーい 宇宙の底
◆作品「深い眠り」について
スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の影響を強く受けていると思います。
映画を見たのは二十歳の頃で、これを作ったのはそれから20年以上経った頃です。
宇宙に浮かぶ胎児のシーンはやはり強烈でした。
「深い眠り」を作った当時は、それを全く意識していませんでしたが。
映画「2001年宇宙の旅」を見終わったとき、頭の中は「???」で充満していました。
「なんで、猿の投げた骨が急に宇宙船に変わったと?」
「なんで、スーパーコンピューターのハルが反乱を起こしたと?」
「最後にボーマン船長が通った光の回廊は何やったと?」
「ボーマン船長は何で母親に会えたと?」
「なんで、胎児が宇宙に浮かんどると?」
アーサー・C・クラークの原作を読むと、解答は全て用意されています。
スタンリー・キューブリックはその解答を説明抜きで、象徴的に見せたのでしょう。
「PS」2001年に続いてアーサー・C・クラークは「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」
そして、なんと「3001年宇宙の旅・最終章」まで書いているのです。
Posted by おっさん降臨 at 15:43│Comments(0)
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