2009年09月30日
アマテラス・日本神話

アマテラス
◆国生み
イザナギ(男神)とイザナミ(女神)は日本列島と神々を作りました。
イザナミは最後に火の神を作った時に亡くなり黄泉の国へ行きました。
イザナギは黄泉の国へイザナミを迎えに行きましたが、黄泉の国の支配者となったイザナミに追い返されます。
◆禊(みそぎ)・・・身に罪や穢(けが)れのある者、また神事に従事しようとする者が、川や海の水でからだを洗い清めること。
イザナギは黄泉の国から帰ってきて禊を行いました。
左の目を洗った時にアマテラスが生まれ、右目を洗った時にツクヨミ、鼻を洗った時にスサノオが生まれました。
イザナギはアマテラスに高天原を、ツクヨミに夜の世界を、スサノオには海を治めるように言いましたが、スサノオは嫌がったのでイザナギはスサノオを追い払いました。
スサノオは根の国に行こうと考えました。その前に姉のアマテラスに会いたくて高天原に行きました。
高天原・・・日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ多くの神々が住んでいたとされる天上の世界。「根の国」に対する世界で、それらの中間に「葦原(あしはら)の中つ国」があるとされた。
根の国・・・死者の霊が行くとされた地下の世界。黄泉(よみ)
◆スサノオの乱暴狼藉
アマテラスは弟が高天原を奪いに来たと疑い、誓約をさせます。
スサノオの剣から女神が生まれたので、スサノオは悪い心を持っていないと、アマテラスは判断して、スサノオが高天原に住むことを許します。
乱暴狼藉
①アマテラスの田の畦(あぜ)や溝を壊した。
②新嘗祭(にいなめさい)の御殿に糞をまき散らした。
③機殿(はたどの)に、はいだ馬の皮を投げ入れたら、驚いた女官が死んでしまった。
アマテラスはスサノオの①と②の罪は許しましたが、③の罪の時は許さず、天岩戸に隠れ、世界は闇となりました。
◆天岩戸
神々はアマテラスを呼び出す祭りをすることにしました。
アメノウズメ(女神)が胸をはだけて踊りはじめました。そして、彼女の女陰が見えた時、神々は大いに笑いました。
アマテラスは何が起こったかと不思議に思い、岩戸を少し開けてアメノウズメに「何をそんなに楽しく笑っているのですか?」と尋ました。
その隙に、アメノタヂカラオがアマテラスを引き出しました。
神々はスサノオを高天原から追放しました。
◆八岐の大蛇(やまたのおろち)
高天原を追われたスサノオは出雲の国に降りました。
その地で八岐の大蛇を退治して、生贄(いけにえ)にされかけていたクシナダヒメを助け、妻に向かえ、出雲の守り神となりました。
後に、アマテラスの孫に国を譲ります。・・・天孫降臨